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竹田 歴史講座
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満開の桜の中、烏帽子山八幡宮大鳥居の注連縄掛け替え




 商売繁盛、交通安全、縁結びなどで信仰が篤い、南陽市の烏帽子山八幡宮で、4月18日、建立以来122年を迎えた大鳥居の注連縄掛け替えが行われました。大鳥居は、烏帽子山八幡宮の裏山から切り出された石材を使用して建立され、石造り継ぎ目無しで日本一の大きさを誇っています。 
 新しい注連縄は、赤湯小学校6年生児童81名の鼓笛隊が先導して、午後1時に市内赤湯北町を出発し、清水町、本町、表町などを回り、注連縄保存会会員が注連縄を担いで烏帽子山八幡宮へ通じる急な石階段を登り大鳥居に運ばれました。
 午後2時から注連縄掛け替えの安全を祈願する神事が行われ、赤湯小学校児童たちや大勢の観光客が見守る中で、保存会会員2人が大鳥居に梯子を掛けて登り、2台の滑車を使って古い注連縄を降ろし、次に新しい注連縄を引き上げて左右で固定しました。
 重さが約300kgある注連縄は、注連縄保存会会員が冬期間に作ったもので、縄の中に番線を入れて強度を保っています。
 注連縄掛け替えの最中、烏帽子山八幡宮禰宜が児童たちにどのように大鳥居が建立されたかの説明を行いました。この行事を通して、子供たちの地域の伝統ある文化を理解してもらい、青少年の健全育成、地域の活性化につなげたいとしています。
 掛け替えが約1時間で無事に終了すると、その場にいた人たちから拍手が起こりました。会場では、大鳥居の注連縄用藁を使用した約300個のお守りが配布されました。