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長井市、令和7年度一般会計予算案は前年度比+4.6%

1 長井市は2月12日、記者会見を開き、令和7年度一般会計予算案の概要を発表した。
(写真右=方針を述べる内谷重治市長)
 内谷重治市長は、「令和7年一般会計予算案は、総務民生費等が増大したが人事院勧告による人件費増による。建設関係では、平成28年度から令和7年度までの10年間の事業が概ね予定通り終了した。長井南新産業団地の造成事業とそれに伴う道路建設の事業が増えている。政府から地方創生を強化するメニューが示され、様々な課題の解決のために今まで以上に鋭意取り組んでいる。歳入面では、総務省が人口減への対応に資する補助の強化、令和7年からは情報システムの標準化、共通化について、現在の1.5〜2倍の経費がかかる見込みだが、地方交付税の支援を手厚くしていただいている。」と述べた。

2 令和7年度長井市一般会計予算(案)の総額は184億4千万円で、前年度比+8億1,900万円、率で+4.6%となった。
(写真左=長井市役所庁舎)

 一般会計予算案の主な歳入では、市税31億1,429万円(+3.9%)、地方交付税54億2,500万円(+2.9%)、国庫支出金25億8,263万円(+25.2%)などを見込む。繰入金は、減債基金から1億1千万円、ふるさと応援基金から16億7,960万円、財政調整基金より1億3千万円の計19億9,001万円(前年度比+3,688万円、+1.9%)を繰り入れる。市債は6億2,910万円(同△1億3,150万円、△17.3%)と減少する。これまでふるさと応援基金の繰入は、翌年度に行っていたが、令和7年度からは当該年度のものを一部繰り入れる方法に変更する。寄附金は、ふるさと応援寄附金分として15億円(同+0%)を見込む。
 歳出では、人件費が29億5,546万円(同+7,369万円、+2.6%)で、人事院勧告による会計年度任用職員などへの支給が増加する見通し。公債費は18億3231万円(同+2億713万円、+12.7%)と増加する。これは定時元金償還に充てるもの。

 主な事業のうち、ソフト事業では、
①スマートシティ長井実現事業1億6,777万円。令和7年は5年間の事業の最終年度にあたる。スマートストア(無人店舗)の運営、デジタル地域通貨「ながいコイン」の展開、eスポーツスペースの運営など。事業終了後は、スマートシティ長井2.0に取り組む予定。
②国内外都市交流推進事業5,080万円。オーストリア共和国プルカースドルフ市で開催される国際ユースキャンプへ青少年(中高生)を派遣。他に、スタインウェイフルコンサートピアノを活用した、オペラコンサート、イベントなどの事業を実施する。
③自動運転社会実装推進事業1億円。令和7年は、事業2年目、市営バスへ自動運転車両を導入する実証実験を実施。
④地域おこし協力隊定住起業支援事業600万円。任期2年目から任期終了後1年以内の隊員が、市内で起業または事業承継する場合に、必要な初期費用を一人当たり100万円を上限に支援。令和7年度の地域おこし協力隊(見込)は26名。(継続10名、新規16名)。協力隊関係の予算措置総額は、1億1,852万円。
⑤カーボンニュートラル推進事業3,993万円。脱炭素地域づくりを推進するため、再エネ設備や省エネ設備を導入する際の費用の一部を補助する。
⑥地域プロジェクトマネージャー事業1,320万円。関係者間を橋渡しながらプロジェクトをマネジメントできる「ブリッジ人材」を「地域プロジェクトマネージャー」として任用するもので、タスパークホテル再生支援、およびけん玉のふる里プロジェクト推進活動に従事する。
⑦街区公園整備事業386万円。長年放置され、生活環境や景観等を阻害していた空工場(高野町地内)を解体し、公園化する。令和7年度は、清算人の選任、不動産鑑定を実施。
⑧防災・安全交付金事業。739万円。ハザードマップの更新。
⑨地域連携DMOを核とした旅行コンテンツ造成事業(第2世代交付金)7,798万円。

 建設事業では、
3①バイオガス発電設備整備事業2億3,524万円。バイオガス発電設備整備事業は、3年間にわたって取り組む。
 循環型まちづくりの象徴である生ゴミ堆肥化の取組を持続可能な形へ見直すため、新たにバイオガス発電設備を導入し、生ゴミ資源循環の継続と再生可能エネルギーの創出を図る。この事業は、環境省補助の脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)となっているもので、長井市は地域脱炭素プランとして、令和6年度から令和11年度までの6年間に、総事業費16.8億円、交付金が7.1億円、市負担が1.97億円(うち起債額1.94億円)で実施しているもの。太陽光発電設備(PPA)の間接補助事業として、2か所1,120kWの事業費4.1億円(交付金1.8億円)、長井市がバイオガス発電設備の導入1か所/25kWの事業費3.6億円(交付金1.6億円)などを公共分野として取り組む。

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 他に、個人や事業所での取り組みに対して、太陽光発電設備の間接補助200か所余り、1400kW(事業費3.7億円、うち交付金1億円)、蓄電池の間接補助事業100か所(1億円)、バイオマス熱利用、高効率空調機器、高効率照明機器などの間接補助事業などが計画されている。これらの発電された電力は、市内の学校などの公共施設に供給していく。

②最上川河川緑地整備事業1,365万円。観光交流センターの隣接地に公園を整備し、新たな観光交流拠点の整備を行う。令和7年に実施設計、令和8年建設工事の予定。
③文化的景観保護事業1,114万円。小桜館(旧西置賜郡役所)外壁修繕工事、旧丸大扇屋母屋屋根差し茅修繕工事など。

 新年度の財政指標は、経常収支比率が98.5%(前年度97.5%)と1.0%悪化した。実質公債費比率は15.9%(前年度14.8%)と1.1%悪化した。実質公債費比率は、令和9年まで厳しい数字が続く模様。
 市債残高は237億5,871万円(前年度243億5,007万円)で、5億9,139万円減少する。後年度償還額に対し、全額交付税措置される臨時財政対策債等を除いた残高は、202億円余りとなる。
 令和6年度末時点の財政調整基金残高は、2億7,900万円を見込み、令和7年度末時点では1億円を切ると推定される。ただし、国による令和7年雪害に対する補助の可能性や国の地方創生に向けた補助金獲得に向けた取り組みにより、数字の変化がある可能性がある。
 一般会計予算案の議案は、2月27日に開会される3月定例会(最終日3月24日)で上程される。