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米沢藩第4代藩主上杉綱憲(吉良上野介の子息、1663〜1704)の息女豊姫は、現在の福岡県朝倉市にあった秋月藩黒田長貞に嫁ぎ、春姫が生まれ、春姫は現在の宮崎県高鍋町にあった高鍋藩主秋月種美(たねみつ、1718〜1787)に嫁し、種茂、鷹山の兄弟を産みました。種茂は後に高鍋藩主、鷹山(1751〜1822)は米沢藩第9代藩主となり、さらに種茂の子息長舒(ながのぶ、1765〜1807)は、祖母の黒田家養子となり、高鍋藩主に就きました。
鷹山は江戸幕府からその善政を表彰されていますが、鷹山は兄の秋月種茂の施政を真似、甥の長舒も鷹山の政治を手本に善政を敷きました。3名の藩主は、「秋月三名君」と称されています。米沢藩における鷹山の改革も、豊姫(瑞耀院)の存在や働きがなければなしえなかったことになります。
現在、「秋月三名君」のゆかりのまちである、米沢市、高鍋町、朝倉市では、民間団体が中心となって、「三名君フォーラム」、「砲術隊による交流」など、長年にわたって相互交流を深めてきました。
7月12日、米沢市のホテルモントビューにおいて、朝倉市にある秋月ルネッサンス協議会(田尻雄輝会長)と、米沢・朝倉交流会(北村正敏会長)は、両市の歴史的なゆかりを基に、歴史資源を生かしたまちづくりを目指し、今後の協力と交流を図っていくとする「交流盟約締結書」の締結式を開催しました。当日は両市の行政、議会、観光、市民など50名が出席しました。
締結に先立ち、秋月ルネッサンス協議会会長の田尻雄輝氏、米沢・朝倉交流会会長の北村正敏氏がそれぞれ、これまでの歴史を振り返り、交流の基となった豊姫を始めとする先人に感謝し、今後のお互いのまちづくりへの期待を述べました。交流盟約締結式では、北村会長と田尻会長が盟約書に署名、押印を行い交換しました。
続いて、朝倉市、米沢市の市長、議会議長、各団体の長が挨拶し、締結式へのお祝いを述べました。その中で、朝倉市側からは来年1月に施政施行20周年を迎えることから、米沢市との「姉妹都市締結」を行いたいという意向も伝えられました。
記念公演では、おしょうしなガイドで、元米沢市長の安部三十郎氏による紙芝居「豊姫と秋月三名君」が上演されたほか、朝倉市からは、絵本「伝染病に挑んだ人々〜秋月種痘物語」のDVDが上映されました。来年、米沢で開催される「三名君フォーラム」の際に、秋月種痘物語が演劇で披露される予定です。