newtitle



画像04が表示されない

米沢日報発行の本

米沢日報元旦号PR


▲トップページへ戻る

米沢夏の風物詩、第29回梵天丸茄子の供養祭




 祖先が茄子の種を守り育ててくれた事に感謝し、米沢地域の食文化の中心である「梵天丸茄子」の豊作祈願と茄子の恵みに感謝を捧げる「第29回梵天丸茄子供養祭」が7月4日、米沢市窪田町にある内藤醸造株式会社(内藤徳和社長)で行われました。
 この供養祭は平成9年より毎年開催しているもので、梵天丸茄子生産者代表や同社社員ら約30人が出席しました。主催者の内藤醸造株式会社内藤徳和社長が「先人たちは様々な問題に対して知恵を出してクリアしてきただろう。そして今があると思っている。私たちも知恵を出していけば、梵天丸茄子も50年、100年と続いていけるものと思っている。」と今年の梵天丸茄子の販売に向けての意気込みを述べたほか、来賓が挨拶をおこないました。
 つづいて、神事が執り行われ、祝詞奏上、玉串奉奠が行われ、豊作を祈願しました。  
 梵天丸茄子は、伊達政宗が米沢に住んでいた幼少の時の名前「梵天丸」に由来し、病気に強く品質が良いのが特徴です。米沢藩初代藩主上杉景勝の時代、窪田町家中はお菜場で、武士に窪田茄子を作らせ、後に上杉鷹山が普及させたと言われています。 
 神事後に、同社の渡部一馬さんが、色、形の良い計3㎏の茄子を大きな樽の中に投げ込み、水を注ぎ、塩をまぶしてから手でよくかき混ぜて、最後に重い石を蓋の上に置いて漬け込み式を終えました。
 梵天丸茄子の収穫時期は、毎年6月末~10月上旬までで、茄子もぎは暑い夏の間に行われます。今年も昨年並みの11トンの収穫を見込んでいます。現在、梵天丸茄子の生産者は米沢市を中心に7名で、地元の窪田地区で約8割が収穫されています。5年前には13名いた生産者が半減するなど、生産者の人数が減少しています。今年は昨年に比べて1名増加したとのことですが、今後はさらに増やす取り組みが求められています。
 梵天丸茄子は浅漬と深漬に加工され、特に浅漬は季節限定商品で全国から注文が入る人気商品となっています。約8割が地元で消費され、残りは県外に出荷されます。7月4日と5日には、内藤醸造(株)で夏の感謝市がおこなわれ、早速、市民が買い求めている姿が見られました。米沢市内では、上杉城史苑やスーパーなどで販売されます。表面がつやつやとして色づきの良い丸茄子が夏の暑さを乗り切る食欲をそそります。

問い合わせ 内藤醸造株式会社 米沢市窪田町窪田2233 TEL 0238-37-3020(代)