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日常生活を楽しむ自由さ、第40回記念米沢書写センター社中展




 今年第40回を迎えた米沢書写センター(主宰 寺島玉史氏)社中展「みんなの個展」が、6月24日(火)から29日(日)まで、よねざわ市民ギャラリー「ナセBA」で開催されています。
 今回の展覧会では、主催者・特別出品・一般の部から35名、学生の部が小学1年生から高校生まで39名、小品出品者8名など、合計82名の作品が展示され、とても華やかで個性的、多様な作品から構成されています。
 特に一人の展示点数を増やして、あたかも会員一人ひとりが個展をおこなっているような印象を受けるコーナーは展示方法としても注目されます。複数の展示により、会員の個性が光るものとなっていました。
 また紙や筆、用具の特徴を十分に活かし、書くことや表現することで、日常生活を楽しむような自由さが感じられる会場となっています。
 米沢出身で、書聖といわれた宮嶋詠士の書風を研究してきたという寺島玉史氏は、今回3点、詠士の書風をまねた作品を展示しました。特に、江戸時代の詩人、頼山陽が上杉謙信と武田信玄との「川中島の戦い」をよんだ「鞭声粛粛(べんせいしゅくしゅく)」は、文字の滲み、筆の運びと線の細さ、止め方など、まるで詠士が書いたと思われるような完成度で、詠士の真髄を表現しています。また襖に、百人一首の絵や書が貼られた作品、巳年生まれという寺島氏が、壁に巳のかたちに書を貼り付けた、遊び心たっぷりの作品もあります。

開催時間は、午前10時から午後6時(最終日は午後5時終了)