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米沢市は2月6日、令和7年度当初予算案の概要について記者会見を開き、予算編成方針、規模、主な事業などについて、近藤洋介市長らが説明を行った。
(写真右=米沢市役所、資料写真)
令和7度一般会計予算案について近藤市長は、「好循環の米沢の実現に向けて、予算案は前年度対比66億1千万円増、率で15.0%増の506億4千万円となった。初めて500億円の大台を超え、過去最高の予算規模。令和7年度予算は、『好循環の米沢 ステップアップ予算』と名付けた。市長就任2年目、厳しい経済と財政状況であるが、職員一同、市民と一緒になって知恵を絞り、好循環の3つの軸である、子育て教育、所得の増える米沢、暮らしやすい米沢を、一歩づつ着実に前に進めていきたい」と方針を示した。
近藤市長は、重点的取り組みとして、子育て教育の米沢実現を目指し、①来年4月開校の南成中学校施設整備事業45億2,347万円、②来年4月供用開始する学校給食共同調理場整備事業14億8,479万円、③小中学校の学校給食費無償化事業3億7,802万円を計上したと述べた。
(写真左=予算案を説明する近藤洋介市長)
また稼ぐ力、市民の所得が増える米沢を目指して、④若者の定着につながる企業誘致のため、米沢北IC周辺に立地を決定した新産業団地整備基本計画策定業務委託費1,441万円、誰もが暮らしやすい米沢の実現を目指し、⑤4月から乗り合いタクシーの運行エリアに窪田・塩井地区の全域と愛宕(上長井)地区で実証実験を行うほか、夏までに片道500円で利用出来る「まちなか定額タクシー」を新たに開始する。これらの導入で市民の買い物、通院などの大部分を支える公共交通が整備される。予算額は7,494万円。
近藤市長は、「これにより公約で掲げた市内全域でのデマンドタクシー、新たな公共交通網の整備は来年度にほぼ実現の目処が立った」と述べ、ほかには、⑥地域医療を維持するため、開業医の誘致の診療所開設支援補助金として、これまでの小児科のほか、耳鼻咽喉科、泌尿器科を追加する予算として1,000万円を計上した。
歳入面では、市税110億7千万円(+5億3千万円、+5.0%)と置き、地方交付税86億円(+8億7千万円、+11.3%)、国庫支出金77億4,271万円(+9億2,779万円、+13.5%)、県支出金33億8,159万円(+1,555万円、+0.5%)、市債は71億4,120万円(+44億3,280万円、+163.7%)と大幅増加する。
市債が増加した理由は、南成中学校施設整備事業債、地域総合整備資金貸付事業債、学校給食共同調理場整備事業債、塩井及び広幡コミセン建替事業債、民間保育施設等施設整備助成事業債の増加による。ふるさと応援寄附金や地方創生応援税制寄附金は、前年同額の20億2千万円を見込む。財源確保のためから、公共施設等整備基金から16億円、ふるさと応援基金から12億円、財政調整基金から10億円、新型コロナウイルス感染症対策利子補給等基金から3,100万円など、計39億2,700万円(+1億3,200万円、+3.5%)を繰り入れる。
歳出面では、人件費が53億9,300万円(+6,400万円、+1.2%)、公債費37億5,700万円(+4,700万円、+1.3%)などとなっている。
令和7年度の米沢市一般会計、特別会計、企業会計を含めた当初予算額(3会計合計)は873億1,036万円で、対前年度比+34億7,103万円、+4.1%となる。一般会計、特別会計、企業会計合計の令和7年度末市債残高は、過去最高となる692億6,368万円の見込。(令和6年度末市債残高見込は、657億8,023万円の見込)
経常収支比率は、95.6(前年度97.8)で改善、実質公債費比率は9.1から10.7に増加する。
予算案は、2月25日に招集される3月定例会で審議される。