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米沢信用金庫、「本のきろく通帳」3千冊を米沢市に寄贈

1 市立米沢図書館は、平成28年7月に同図書館が入るナセBA開館時に、主に18歳未満の子どもを対象に、借りた本の履歴を専用の機械で記録する「読書通帳」を導入した。
(写真右=市立米沢図書館にある現在の通帳記録機)
 これは読書のきっかけ作りや市立米沢図書館の利用促進を目的にしたもので、当初は小学生以上としていたが、要望を受けて0歳児にも対象を拡大し、現在は置賜地区に在住する乳幼児から高校生、また米沢市内の高校に通学する生徒に無料で配布している。令和7年1月26日現在、累計の発行数は5,372冊を数える。「読書通帳」という名称が商標登録されたため、令和6年度の機器更新に合わせて、「本のきろく通帳」に名称を変更する。
3 一方、米沢信用金庫は、平成28年7月に漫画家ますむらひろし氏のデザインによる通帳10,000冊を米沢市に寄贈し、今回は2回目として、通帳3,000冊を寄贈する。通帳の表紙デザインは、米沢市在住の絵本作家かめおかあきこ氏によるもので、椅子に腰掛けたワンちゃんが本を読んでいる姿が可愛らしく描かれている。(写真左=かめおかあきこ氏デザインの新通帳)

4  通帳には本を借りた年月日、書名、著者名が図書館内のコンピュータシステムとリンクして自動的に記録される仕組みで、通帳の右端には「ふりかえり」欄があり、自身で読書後に何らかのメモ書きを記入できるようになっている。現在、市立米沢図書館には、児童コーナーに通帳記入のための機械が1台設置されている。
(写真右=新通帳の記入欄) 


 1月27日、米沢信用金庫の加藤秀明理事長らが米沢市役所に近藤洋介市長を訪れ、「本のきろく通帳」3,000冊の寄附贈呈式を行なった。
(写真下=右から2人目が加藤理事長)
2 冒頭、加藤理事長は「米沢信用金庫は、地域の子供たちを応援しようと、少年サッカー大会や子供塾の開催、子供食堂への支援などを行っている。その中でスマホ化ゲームの普及によって、子供たちの活字離れが進んでいる気がする。子供が成長して人間力を付けていくためには、幼少時の読書が非常に重要だと考え、今回、地元の絵本作家である【かめおかあきこ】先生によるデザインの通帳を寄贈させていただく。この活用により、子供の読書習慣が身に付くことを願っている」と挨拶した。続いて、目録の贈呈と記念撮影を行った。
 近藤洋介米沢市長は、「大変に多くの部数を頂き、ありがとうございます。米沢市は子供たちの読書習慣を身につけさせるために、米沢市子供読書活動推進計画を作成しこの4月からスタートさせる。推進計画では、いかに読書習慣を身につけさせるかを打ち出しているが、今回のご寄付は非常に力強く後押しになる。」とお礼の言葉を述べた。

 米沢市立図書館では、1月30日(木)をもって「読書通帳」を終了し、2月7日から新しいデザインの「本のきろく通帳」が配布となる。配布対象は従前と同様。通帳の発行は無料だが、利用者登録(カードの作成)が必要である。新旧の通帳は互換性がないため、旧通帳は利用できない。新しい機器への更新費用は、139万7千円(税込)となっている。
 置賜地方のほか自治体では、同様の通帳を大人に対しても配布している自治体があり、以前に米沢市議会でも議会質問がなされ、対象を大人へ広げる要望・意見が出された経緯があるが、実現には至っていない。
「本のきろく通帳」は、市民の図書館利用の促進と読書熱を高めることに大きな効果が期待できるツールの一つと考えられる。