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「高畠町芸術文化祭2024」(高畠町芸術文化祭実行委員会、高畠町教育委員会主催)が、9月14日、「たかはた町民音楽祭」を皮切りにスタートした。同音楽祭は高畠町文化ホールまほらで行われ、町外の山形県立山形北高等学校音楽部を含む、13団体・個人が出演し、楽器の演奏や歌声によるハーモニーを会場いっぱいに響かせた。
(写真右=高畠町文化ホールまほら)
このうち、高畠町少年少女合唱団「エーデルワイス」は、金子みすヾと矢崎節夫詩による新しい童謡曲集「わたしと小鳥とすずと」より演奏を披露した。少年少女らしい若い歌声で、「はちと神さま」、「星とたんぽぽ」などの曲目を軽快に歌った。
山形県立高畠高等学校吹奏楽部は、1、2年生6人が演奏、クラリネット、ホルン、ユーホニューム、トランペット、ドラム、パーカッション、チューバで、「ただ君に晴れ」(作曲:n-buna)の演奏では、軽快なリズムで元気が出る見事な演奏だった。6人のうち5名が女子部員で、トランペットも女子が担当していた。
山形県立山形北高等学校音楽部は、最初の曲、「ボクはウタ」(作詞:江村美紀 作曲:信長貴富)で見事なハーモニーを聴かせてくれた。千の風になって(作詞・作曲:新井満 編曲:鈴木豊乃)では、高畠高等学校吹奏楽部との合同演奏を行い、高畠高等学校の男子が透き通った声でソロを歌い、ピアノに加え吹奏楽部の楽器が音楽に彩りを加えた。
伊藤優希さんはソプラノの独唱。オペラ「魔笛」より、「ああ、愛の喜びは露と消え」(作曲:W.A.モーツァルト)では、会場の隅々まで響き渡る、伸びのある艶ツヤとした声で、モーツァルトのオペラの世界をたっぷりと聴かせてくれた。声の質がとてもよく、歌詞が明瞭に聴こえてくる。
高畠町立高畠中学校3学年が全員で合唱したのは、作詞 谷川俊太郎、作曲 松下耕の「信じる」。同校では、7月に校内合唱コンクールを開催、道理で皆、声がよく出ている。男子生徒の迫力ある、大音量の合唱には、50年あまり前に中学校の学校祭で合唱した自分自身の記憶が蘇ってくる。また「信じることは、生きる源」と何度も繰り返し出てきて、谷川俊太郎の歌詞がとてもストレートに聴くものに入ってきた。
最後に演奏したのは、高畠混声合唱団。男性のバスに強力なメンバーが加わったようだ。ソプラノ、アルト、テノール、バスのバランスがとても良い。混声合唱組曲「筑後川」(作詞:丸山豊 作曲:團伊玖磨)は、ピアノのイントロが印象的で、曲そのものにワクワク感を感じる。
同合唱団最後の曲目は、「たかはた讃歌」が披露された。この曲の作詞は、昨年逝去された同町和田の星寛治氏で、作曲は高畠町立時沢小学校の校長だった佐藤文昭先生。平成19年(2007)に、高畠町の大人や子供が愛する郷土の素晴らしさを高らかに歌いあげる曲が完成した。高畠町の中学校が統合する前には、4つの中学校の3年生が歌い継いできたという。この日、高畠混声合唱団は、星寛治氏への追悼の想いを込めて歌った。団員はカラフルなシャツで会場を和やかなムードに演出した。芸術の秋にふさわしい、見事な音楽祭だった。
「高畠町芸術文化祭2024」は、10月6日に「芸能フェスティバル」(高畠町文化ホールまほら)、11月3日〜4日に芸術作品展(高畠町中央公民館)をそれぞれ開催する。
問い合わせ 高畠町芸術文化祭実行委員会事務局 電話 0238−52−4472