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米沢市は、令和6年5月、市内のコミュニティセンター等使用料の減免基準を見直し、100%と50%の減免が混在している現状を50%の減免に統一する検討を行うと発表していたが、その後、幾つかの団体から見直しの再考を求める意見があったことから、近藤洋介市長は、担当であるコミュニティ推進課に緩和策の検討と意見交換会の実施を指示していた。
(写真右=市民の社会教育活動の場所を提供する米沢市西部コミュニティセンター、資料写真)
7月に計4回の意見交換会を実施した結果、受益者負担の考え方や市の方針に対して理解が得られた一方で、激変緩和策を示しても今後の活動に不安を感じる声が多くあった。コミュニティセンターは、地域づくりの核となる施設であり、多くの市民が集い、いきいきと活動してもらうことが重要だという観点や、米沢市が掲げる「健康長寿日本一」や教育文化のまちづくりに寄与することから、活動の活性化は市民の幸福度の向上にもつながるとして、9月9日に開かれた定例記者会見の席上、近藤洋介市長は、「これらを大局的に判断し、市民が利用する場合の使用料は50%減免ではなく、100%免除に統一するように方針を変更する」と発表した。
米沢市では、コミュニティセンター化前の公民館時代には、社会教育活動の利用時が無料だったが、コミュニティセンター化に伴い、減免の制度が導入された。現在、コミュニティセンター等を利用している団体は300数十団体を数え、100%減免の団体と50%減免の団体は、2:1の割合。減免措置が変更になり値上げになる団体からは、「活動を減らさなければならない」との声が出されていた。また100%減免にあたっては毎年煩雑な申請が必要だとか、収入から支出を引いた残金が多く残ると減免措置が無くなるなどの減免制度の利用しづらさもあった。
山形市や南陽市は100%減免、高畠町は100%と50%が混在など近隣市町でもいろいろだが、減免100%に変更した市町が出てきていた。近藤市長は、「要介護5のレベルになると、市の月額負担が20万円となる。活動が活発になり市民が健康であることで、トータル的には財政負担が減る」と述べ、100%減免への期待を示した。100%減免となることで、米沢市の歳入の減少は年間100万円となる見通し。
ただし、冷暖房料、政治団体の利用や商業目的などの場合はこれまで同様に利用料を徴収する方針で、減免基準の見直しは令和7年4月から実施できるよう手続きを進めることにしている。