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竹田 歴史講座
米沢日報元旦号PR

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「刀剣を知る、見る、触れる」、初心者向け講座(米沢市)

1 米沢は上杉藩のおひざ元とあって、米沢市上杉博物館や上杉神社稽照殿に上杉家ゆかりの刀剣が所蔵されている。
(写真右=講話を行う竹田雅彦支部長)

 刀剣について知ってもらおうと、8月31日、日本美術刀剣保存協会米沢支部(竹田雅彦支部長)と米沢市教育委員会社会教育文化課が共催して「刀剣Learn舞〜知ル、見ル、触ル。〈初心者のための刀剣講座〉」の研修会が開催された。申し込みが多く、当初の定員を10名増やして32名が参加し、女性の姿が多く見られた。

2 講話では、社会教育文化課の吉田瑞穂さんが「刀剣乱舞と歴史と地域活性化」について紹介し、刀剣が人の形となった「刀剣男士」(とうけんだんし)を収集、作成(鍛刀)、強化して戦闘するゲーム『刀剣乱舞』が若い人達を中心にブームとなり、アニメ、映画化、ミュージカル、舞台化されて広がりを見せ、各地では刀剣鑑賞と刀剣乱舞のコラボレーションによるイベントが開かれていることを紹介し、刀剣の鑑賞が地域の活性化に繋がっているとして、鶴岡市で行われた「信濃十四郎」の例などを紹介した。
3 続いて、日本美術刀剣保存協会米沢支部副支部長の赤木徹氏が「現代刀・郷土刀の歴史やエピソード」を説明した。赤木氏は、刀を鑑賞する際の注意点として、「刀は美術品であると同時に武器、自分や他人の安全に配慮すること」や、慶長時代の刀を「古刀」、江戸時代は戦さが無くなり、見てくれや外観に拘った刀作りが行われ、その刀を「新刀」と言うこと、幕末頃は機能面の問題を解決した「新新刀」という区分に分かれるとした。地域には夫々、刀鍛冶がいてその数は2万3千人を数えるという。
5 竹田雅彦支部長は、「刀剣鑑賞の基礎知識」について講話し、幕末期に現在の南陽市元中山で生まれた水心子正秀(すいしんしまさひで)を取り上げ、江戸に出て刀の学者になった人物と紹介した。刀剣の鑑賞は、「自分で何かを感じてもらえば良い」と話した。鑑賞の仕方は、「まず刀に一礼、刀のなかご(茎)又は、つか(柄)に両手をかけ、静かに持ち上げ、一番目に曲線の描く美しさの『姿』を見る。二番目にふくさなどの柔らかい布に刀の棟を当て、電球の光にすかして、刃文、うつり(映り)の美しさを見る。三番目にじがね(地金)の鍛え肌や、におい(匂い)など、地鉄の美しさを見る。最後に一礼して終わる」などの手順を説明した。
 続いて、竹田雅彦支部長(鷹心館道場館長)、その門下生である渡邊聡美さん、湯元真子さんが演舞を披露した。
 
 刀剣鑑賞では、加藤綱英作の刀(1815年)、加藤長運斎綱俊作の刀(1851年)、赤間綱信作のなぎなた(1849年)、義英作のやり(幕末)、上林恒平作の刀(平成29年)の合計5振りが用意され、同時に2振りがテーブルに用意され、2人ずつ交代で実際に刀や薙刀、槍を手にとってじっくりと鑑賞した。
 参加者は、緊張した面持ちでライトに照らされて浮かびあがる刃文や、刀の反り、重量感など、日本刀の美しさに魅せられているようだった。
 参加者の1人は、「自分の先祖は、下級の米沢藩士だったので以前から刀剣には興味がありました。」と、参加した理由を話していた。