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小松皇大神社獅子巡行、家の安寧を祈り街中を練り歩く



 大正末期頃に始まった小松皇大神社「獅子巡行」が、9月14日に行われ、川西町上小松南区内にある約350軒の家々を練り歩きました。同神社の獅子は長井市の黒獅子の流儀を受け継いだもので、戦時中も続けられた伝統行事です。
 
 当日は朝6時から同神社本殿で神社役員らが参列して出御祭が執り行われました。獅子頭は、細谷吉和さん(46歳)、警護(けいご)は、加藤聖隆(きよたか)さん(42歳)で、2人のお務めは昨年に続いて2回目となります。獅子の中には15人の男性が入りました。細谷さんの父親は、昭和54年に獅子頭を務めたことがあり、親子二代での出番となりました。
 獅子の動きは、「勢い」、「振りの大きさ」、「すり足」などが基本となり、まさに獅子が生きているようにダイナミックに動かすことが重要となります。初めて臨んだ昨年は、本番の2週間前から仕事を終えた夕方に練習を行い、先輩らに教えてもらい本番に臨みました。
 神事が終わると、細谷さんの頭に獅子頭が被せられ、獅子は1年の眠りから覚めたようにあたりをジロッと見回しながら、魂が宿ったように見事な獅子の動きを見せました。お囃子連は、軽快な太鼓と笛で獅子の動きを誘うように音楽を奏でました。
 役員や獅子連の記念撮影が終わると、早速、獅子は町中に繰り出し、各家の玄関先で待つ人々から出されたお酒や初穂料、スルメをその大きな口の中に飲み込み、大きな獅子の口を閉じてパコーンという大きな音を鳴らしました。南区内の家では、獅子が立ち寄ると大きな口の中に頭を入れて、家内安全や子供の健やかな成長などを祈りました。

 獅子たちは町内の所々で休憩を取りながら、12時間余りかけて南区内約350戸を回り切り、午後8時過ぎに神社鳥居前で、獅子と子供神輿が交互に登場し、練り歩きました。お囃子連のにぎやかな太鼓と笛の音が盛り上がり、獅子、子供神輿、観客を交えて、祭りはクライマックスに達しました。宮入りを促す警護と獅子が力比べを行い、遂に獅子がお宮入りとなりました。鳥居の前で獅子と警護がポーズを取ると、観客は盛んに撮影を行っていました。
 最後に神社本殿で還御祭の神事を行い、神職が獅子連や子供神輿連に対してねぎらいの言葉をかけ、全員で万歳三唱をして今年の獅子巡行を終えました。今年も獅子巡行による小松皇大神社と南区内が一体となった大きな感動のドラマが繰り広げられました。