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竹田 歴史講座

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米沢市田沢コミュニティセンターで竣工式典



 

 米沢市大字口田沢にある田沢コミュニティセンターは、昭和44年に建設され老朽化が著しく、田沢地区では米沢市に対して改築の要望をおこなってきました。昨年、本体棟建設工事が着手され、令和3年6月10日、竣工式典を迎えました。
 当日はオープニングアトラクションとして、米沢市立三沢西部小学校児童が「田沢太鼓」を披露し、続いてテープカット、くす玉割りをおこない完成を祝いました。
 竣工式典では、中川勝米沢市長が施設建設にあたって、地元の田沢自彊会から田沢産杉材をはじめとして必要な木材一式を寄付してもらったことに感謝し、今後、新コミュニティセンターをベースに、地域が発展していくことに期待を述べました。
 建設にあたって、木材を提供した田沢自彊会、土地を提供した米沢地方森林組合、設計、施工などの工事関係者に感謝状が贈呈されました。
 完成した田沢コミュニティセンターは、木造平屋建で延べ床面積は582㎡、敷地面積は4,883㎡、駐車場は37台分あります。玄関を入ると、直径が60cmほどのくるみの木の柱が出迎えてくれます。
 江戸時代、田沢地区は米沢藩で使用する木材を生産し、川を利用して木材を城下まで流す「木流し」や、草木塔という石碑を建立している里として知られていますが、展示ロビーには、草木塔の歴史を語る写真やジオラマなどが展示されています。使用した木材のうち、杉材は9割近くが田沢地区で伐採されたものです。多目的ホール、調理実習室、研修室や和室などが5つあり、広々としたスペースとなっています。