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上杉博物館 鷹山時代の米沢城下絵図をデジタルマップ


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 米沢市上杉博物館(佐藤広明館長)は、上杉鷹山時代の城下及び原方(城下外縁部)の絵図と、現代の地図を並べて表示できる「明和六年米沢城下絵図」デジタルマップの公開開始に先立ち、4月5日、同館で説明会を開催しました。
 このシステムは、平成24年〜26年度科学研究費助成事業「GISを用いた近世城下絵図の解析と時空間データベースの構築」で得られた成果を生かして、山形大学農学部渡辺理恵准教授の元、米沢市上杉博物館の角屋由美子学芸主査も研究協力者として参画し完成したもので、専門家の研究成果を使いやすいシステムとして一般向けに公開したものです。このようなシステムが導入されたのは全国的にも珍しいということです。
 システムの特徴は、全体で3メートル四方にもなる城下絵図を高詳細画像に変換し、米沢市上杉博物館「情報ライブラリー」内のパソコンでスムーズに拡大、縮小しながら閲覧ができるもので、3ミリ程度の人名や場内の建物の様子がわかる精度を持っています。また江戸時代の絵図と現代の地図を並べて表示ができ、両方の定点比較も可能で、城下町米沢の街並みを知ったり、先祖探しをしたい利用者にも便利です。
 明和6年の地図は、上杉鷹山が米沢初入部のために第8代米沢藩主上杉重定の命により作成されたと考えられています。デジタルマップでは1枚の「御城下絵図」(市立米沢図書館所蔵)と2枚の「諸奉公人屋鋪絵図」(米沢市上杉博物館所蔵)をつなげて表示し、米沢城下と原方に居住の3000家以上の藩士の名前を見ることができます。
 設備は同館「情報ライブラリー」内にあるパソコン1台で当面提供し、利用状況を見ながらパソコンの増設も検討するということです。利用は無料です。現在、データのプリントアウトは未対応となっています。
 佐藤正三郎学芸員は、今後、藩士の人名を検索し、該当する絵図と地図の場所を表示したり、家庭のパソコンや個人のスマートフォンなどからの閲覧(Web公開)、城下絵図と現代の地図のリンク精度の向上を図っていきたいと述べています。

(2018年4月5日19:00配信)