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4月22日

高橋正圀氏 20年ぶり米沢公演 7 月

 米沢出身のシナリオライター、高橋正圀氏の脚本によるシリーズ第三弾の舞台劇"結の風らぷそでぃ"が7月16日に米沢市市民文化会館で公演されることが決まった。笑いと感動を巻き起こした1991年の"遺産らぷそでぃ"からちょうど20年ぶりの凱旋公演。「食と農」を通じて人間のありように迫る社会派人情喜劇として、今夏米沢に旋風を巻き起こしていくだろう。

 米沢公演にあたっては、米沢芸術文化協会会長の亀岡博氏を委員長に、実行委員会が18日に結成、事務所開きを行った。亀岡委員長は「公演で元気を盛り返し、(全国に)米沢の力を風のように波及させてたい」と決意を語った。今後は7月までの3回にわたって委員会を開き、公演の成功に向けて準備や諸活動を展開していくことにした。

 物語は「遺産らぷそでぃ」に引き続き、佐賀県唐津市の郊外が舞台。農家の娘・米田結(ゆい)は上京したが、故郷に戻り農家を継ぐ決意したことから始まる。両親などから反対されながらも、有機農業を夢見み、旧友で農業コーディネーターの名刺を持った大蔵がと出会うのだが…。

 今回の"結の風らぷそでぃ"は山下惣一氏が原案、高橋氏が書き下ろしたもので、演出は"遺産らぷそでぃ"と同様に松波喬介氏。「農業問題は歴史とともに古くなっていく。今、日本はTPPの締結に向け動いているところに、今回の震災が起こってしまった。書き直すところもあるため、これからが修羅場だ」と高橋氏は語っている。

 高橋氏は昭和18年、米沢市生まれ。興譲小、米2中、興譲館高校を経て上京、作家活動に入り、シナリオ作家協会のシナリオ研究所を修了している。第20回新人映画コンクールに入選し、映画監督山田洋次に師事。NHK朝のテレビ小説「まんさくの花」で脚光を浴び、ついで「はっさい先生」「月なきみそらの天一坊」など数多くの話題作をつぎつぎと発表し、作家井上ひさしらと共に日本の代表的作家となった。

 米沢公演は7月16日(時間未定)で、会場は米沢市民文化会館。チケットは3000円(当日3500円)。事務所は九里学園高校となっている。