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竹田 歴史講座

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米沢繊維協同組合連合会理事長 佐藤和男氏


 6月8日開催の米沢繊維協同組合連合会(以下YOS)の臨時理事会で、第9代理事長に選出された佐藤和男氏に、理事長としての抱負やYOSの将来について伺った。

ーー新YOS理事長としての抱負をお聞かせください。

佐藤氏 歴代YOS理事長は米沢織物工業組合出身者が就任しておりましたが、私は米沢織物商業組合出身の初の理事長としてお引き受けすることになり、身が引き締まる思いです。

 新体制での副理事長には、YOS前理事長・米沢織工業組合理事長の嵐田道雄さん、縫製組合理事長の鈴木陽市さんには再任頂きました。副理事長は4人から2人と減少しましたが、連携を蜜にして連合会運営にあたります。YOSが直面する種々の課題に対して、まずは問題点を整理した上で種々の改革を図っていきたいと思います。

ーーどんな所の改革が必要ですか。

佐藤氏 まずは組織の若返りですね。改革には新しい斬新な発想と行動力が必要です。YOSの屋台を支えて頂いている工業組合にお願いして、40代から50代前半の方々にYOS理事に就任してもらいました。この理事の皆さんと従来の慣習にとらわれない、新しい取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

 まずは、YOSの財政面が大きな課題の一つです。ムダの排除を図りながら、見直すところは大胆に見直すということで、何かが見えてくるものがあります。次にブランド力の構築です。米沢織のクールビスでは、機屋さんを横断的するゆるやかな企業連携が上手く行っており、これをきっかけに一層の交流が図れるのではないかと思います。各社の持つ技術をクールビズなどを通して結びつけていきたいと思います。

ーー今年5年目のクールビスは斬新なデザインで人気です。

佐藤氏 今年のクールビスの開発にあたっては、米沢市内のデパートにお願いして昨年の売れ筋商品のマーケットリサーチ(市場分析)を行いました。デザインに関しては、単色のものよりも格子のある方が人気があることが分かりました。

 来年のクールビスに関しては、この7月から既に開発に動き出しました。予定としては来年1月から糸~織り~縫製を3月までに行い、4月に発表、4~5月に受注活動とこれまでよりも2ヶ月前倒しで取り組む予定です。

ーー米沢織のブランド力を今後どう高めていきますか。

佐藤氏 米沢織の中では、服地がものすごく良い技術を持っています。ノルウェー・オスロで開催されたノーベル賞授賞式で使用された生地は、嵐田前理事長の嵐田絹織物製です。これは米沢織のブランド力アップに大きな貢献をされたと思います。

 最近の流れとして、中国人の所得が上がるに連れて、日本製の高品質・高信頼性に人気が集まっています。輸出も視野に米沢織ブランドをPRして行きます。置賜紅花染同人組合が取り組む紅花染の織物は、今後、米沢を代表する商品に成長していくものと期待しています。

 また、今年から本格的に販売が開始される山形産の米「つや姫」を宣伝している吉村美栄子知事が着ているキモノは、米沢織です。米沢織物紹介DVDも作成しましたので、販売促進、社員教育、産地活性化に役立てて行ければ幸いです。



さとう かずお

 昭和22年、宮城県古川市生まれ。古川高校卒。昭和50年、藤和(株)設立代表取締役。平成8年(株)布四季庵ヨネオリ代表取締役、平成9年米沢織物商業組合理事長、YOS副理事長。平成19年10月、同代表取締役会長。平成22年6月より現職。